40代から50代女性にとって大きな悩みの一つでもあり、年齢を重ねるにつれて気になるのは、顔のたるみです。今まで似合っていたメイクも顔全体がたるんでくることによって、似合わなくなることも多いでしょう。一度たるんでしまった皮膚を元に戻すことは中々難しいですが、実はメイクで実年齢よりも若く見せることが出来るんです。今回は、そんな若返りメイクのベースメイクと、それぞれのパーツメイクのコツについて解説していきます。

 

 

重要なのは引き上げる意識

まず初めに若返りメイクで最も重要なことは、アイブロウやアイライン、リップラインを上に引き上げることを意識することです。たるんでくると重心が下に向いているので、その分顔のパーツも下がり気味になります。それを少しでも解消させるためには、水平線よりも上にパーツを上げるようにすることが大切です。

 

そしてベースメイクは厚塗りせず、ナチュラルで透明感のある仕上がりを目指しましょう。ツヤ感を出すためには、ハイライトやラメなども活用するとより明るい肌に見せることが出来ます。

 

 

アイブロウのポイント

ベースメイクが仕上がったら、アイブロウに取り掛かります。アイブロウで大切なことは、太めの眉を水平線より少し上向きになるように描いていくことです。

 

水平線の眉に抵抗のあるという方は、ゆるいカーブをつけてみても良いでしょう。若い頃に流行った細い眉や、カーブの角度がついた眉は時代遅れなイメージになるだけではなく老けて見えがちなので注意が必要です。

 

年齢と共に印象が薄くなりがちな目元だからこそ、しっかりと眉を描くことで若々しく見せることが出来ます。太眉にすることで目がより大きく見える効果もあり、リフトアップにもつながります。

 

 

アイラインのポイント

アイブロウが済んだら、次にアイラインを仕上げていきましょう。アイラインの最も重要な役割といえば、ズバリ目尻のラインを引き上げることにあります。

 

アイラインを描く際のポイントとしては、目を閉じて描くのではなく目を開けた状態でラインを引くことです。目を閉じた状態でラインを引くと、目のラインに沿ってラインが下がりがちです。

 

すっきりとした目元を演出するためには、目を自然に開けたままで目尻のラインを上に引き上げて描いていきます。

 

なお、ラインは太くなり過ぎず目の際を埋めるようにして描くとより自然に見えます。アイラインが終わったら、ビューラーでまつ毛をカールしてマスカラを根元から塗っていきます。マスカラはアイラインを引き立ててくれるうえ、目をすっきりと見せることが出来るのでオススメです。

 

たるみ顔の一番重要なポイントとなる口元のメイク

顔のたるみが一番気になるパーツといえば、やはり口元です。年齢を重ねるたびに口角が下がり気味になり、鏡を見るたびに憂鬱になってしまいます。

 

そんな口元をカバーしてくれる若返りメイクのポイントは、口紅を上手に使って口角が上がっているように見せることです。

 

やり方はとても簡単です。まずは、口角から上唇のエッジラインを少しはみ出して本来のリップラインにつなげるように塗っていきます。

 

上唇の形よりも少し丸みを持たせることで、より魅力的で上品な口元を作ることが出来ます。口元のくすみが気になる場合は、影になる口角のあたりにコンシーラーなどでカバーすることも有効です。コンシーラーなどを使用することで口角のあたりが一段と明るくなり、唇がより引き締まって見えます。

 

ベースメイクをナチュラルに仕上げて、顔のパーツごとのポイントメイクは上向きを意識することでガラリと印象が変わります。

 

大人の女性だからこそ、毎日のメイクに工夫を凝らせながら楽しみたいものです。若返りメイクのちょっとしたコツを積極的に取り入れて、年齢よりも若く見られるメイクをしていきましょう。