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キメの粗い肌でも適切なスキンケアをすれば肌のキメは整えることができる

乾燥する季節や寝不足が続く時期に鏡を見ると、キメの粗い肌になっているのがわかります。

 

そういうときには、どうすれば美しい肌になるのかというと、スキンケアです。適切なスキンケアさえしていれば、肌のキメを整えることは可能です。

 

お肌の「キメ」とは?

そこでまずやっておくべきことは、肌の「キメ」とは何を意味しているのかを確認することです。美容に関する雑誌やサイトなどでは、肌の「キメ」が整っていることが美肌の条件とされていますが、その正体は肌の表面にある細かい凹凸のことです。

 

人の肌を顕微鏡で見ると、三角形の出っ張り「皮丘」と凹みである「皮溝」が並んでいます。健康的な肌であれば、この「皮丘」と「皮溝」の配置は整然としており、肌を引っ張るなどして形状を変えるときには、「皮溝」が蛇腹のように開いて伸縮します。

 

このキメがあることで汗や皮脂は適度な状態に保たれ、バリア機能が正常に機能します。

 

キメが粗い肌とはどんな状態なのか

では、キメが粗い肌ではどうなっているのかというと、「皮丘」と「皮溝」の並びが乱れて、あちこちに隙間ができてしまいます。その隙間から、肌の内部から水分がどんどんと蒸発していき、乾燥が進んでいきます。

 

この状態だと「皮丘」の持つ弾力性は失われ、「皮溝」は凹みは通常よりも深くなります。そのため、見た目の美しさは失われてしまいますし、手で触れたときには潤いはなくカサつきが感じられます。そんな状態では、いくらメイクで隠そうとしたって、化粧のノリが悪いので均一に広がらないし落ちやすいです。

 

さらに乾燥というのは、肌細胞の老化を加速させます。シワやシミができやすくなり、年齢以上に老けて見えるようになります。これは一刻も早く対処しないと、手がつけられない状態になります。

 

どうすればキメを整えることができるのか?

さて、キメが粗い肌がとても美容には悪いことがわかったところで、次にどうすれば肌のキメを整える事ができるのかを見ていきましょう。

 

キメが乱れる原因は加齢、乾燥、肌への刺激などがありますが、いずれにしても改善するポイントになるのは保湿です。

 

失われた水分を補うと同時に、これ以上は隙間から蒸発しないようにします。その際に気をつけるべき点は、潤いが欲しいからと言って水で濡らしてはいけません。

 

確かに水で濡らせばそのときは潤いを取り戻したように思えますが、時間が経過すると蒸発します。そのときに、表面の水分だけでなく肌の内部に一緒に蒸発するので、乾燥がよりひどくなります。

 

なので水分を補うために使うのは、肌に浸透しやすく簡単には蒸発しにくい美容化粧水が良いでしょう。できれば保湿成分であるコラーゲンやヒアルロン酸に加えて、アミノ酸やビタミンC誘導体など肌に必要な栄養が豊富に含まれている方が良いです。

 

美容化粧水は少量しかつかわないと、肌に吸収される量も少なくなります。手の平やコットンが思いっきり濡れている状態にして、塗っている途中で乾いたときには継ぎ足していきます。美容化粧水の浸透効果を高めたいときには、塗ると同時に軽くマッサージしてあげます。

 

もし美容化粧水ではなくただの化粧水を使うときには、化粧水の後に美容液を塗りましょう。美容液を塗るときには手のひらで温めてから使うと、成分が浸透しやすくなります。

 

美容液は高価なものがありますから量を抑えてしまう人もいますが、適量を使わないと使う意味がなくなります。それではせっかく買った美容液が無駄になってしまうので、正しい使い方を最初に確認しましょう。美容液もマッサージをするように指で塗っていくと、成分が浸透しやすくなります。

 

化粧水や美容液を使い肌に水分と栄養が届けられたら、クリームや乳液を使って肌の表面にフタをします。クリームのほうが油分が多いので、肌の乾燥していると感じるならばクリームのほうが最適です。また、冬場のように空気が乾燥しているときも、保湿のためにクリームにしたほうが良いです。目元や口元など、特に乾燥しやすい場所は、何度も塗り重ねておくほうが効果が長持ちします。

 

 

通常のスキンケアで改善しない場合は

こういったケアを毎日繰り返していけば、乾燥した状態は改善されて肌のキメを整えることができます。もし、スキンケアをしてもキメが乱れているというときには、古い角質がしつこく残っていることが原因として考えられます。

 

そんなときには、ピーリングといって角質を溶かす成分が配合された薬剤を使い、表面の古い角質を取り除くと良いでしょう。ただ、ピーリングは健康な肌細胞にもダメージが加わるので、繰り返し行うものではありません。1週間から2週間に1回くらいの頻度に止めておき、あとは保湿をしてターンオーバー(新陳代謝)で新しい角質に置き換わるのを待ちます。

 

肌のキメを整えるためのスキンケアとして、たまに美容成分を含んだフェイスマスクなどもやってみたほうが良いです。たった1枚に美容液1本分の成分が入っているものもあり、優れたスキンケア効果を期待できます。しかも、フェイスマスクを付けている間は、フタをしている状態なので水分や美容液成分が蒸発することもありません。ただし、使用後は肌がふやけてバリア機能が落ちるので、しばらくは使わないほうが良いです。

 

 

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