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乾燥肌とカサカサ肌を適切な方法でケア

 

寒くなると乾燥肌やカサカサ肌に悩む人が増えますが、適切なケアをすれば乾燥を防ぎ健康的な肌を保てます。

 

加齢や生活習慣、紫外線によるダメージなど乾燥肌やカサカサ肌の原因は人によって異なります。乾燥肌は肌の皮脂や水分が不足し、潤いがなくなっている状態です。

 

 

肌のバリア機能の低下で乾燥が進む

肌は表皮で覆われ、表皮の一番外側にある角質層には肌を保護するバリア機能があります。バリア機能が正常に働いていると、肌は水分を保持して外部の刺激から肌を守れます。

 

角質層は、細胞の間を埋めている細胞間脂質と角質細胞で構成されており、角質細胞にはNMFと呼ばれる天然保湿因子があり細胞間脂質にはセラミドや脂肪酸、コレステロールがあります。

 

何らかの原因で天然保湿因子や細胞間脂質が減り細胞をつなぐ力が弱くなると、肌のバリア機能が低下しますので、肌の乾燥を防ぐためには、バリア機能の保護が重要なポイントになります。

 

健康な肌は、ターンオーバーによって新しい細胞に生まれ変わりますが、生活習慣の乱れやストレスなどが原因でターンオーバーのサイクルが乱れると、皮膚のバリア機能が低下します。

 

バリア機能が低下すると外部からの刺激を受けやすくなり、乾燥が進み肌荒れの原因になります。

 

 

やってしまいがちな乾燥肌にNGな行動

エアコンがあると温度を調節できるので快適に暮らせますが、空気中の水分を吸収するので空気が乾燥します。そのため、自宅でも職場でも長時間エアコンを使っていると、肌のバリア機能が低下しやすくなります。

 

エアコンの使用時には、加湿器などを使って湿度をコントロールし、肌にとって適切な部屋の湿度は、60%から65%が目安になるよう調整しましょう。

 

また、紫外線を浴びると活性酸素が増えてシミやシワの原因になり、バリア機能も低下します。紫外線が強くなる時期はUVケアを徹底し、自宅にいる場合でも日焼け止めを使って紫外線を防ぐことが必要です。

 

入浴時や洗顔時に強く皮膚を擦って洗うと必要な皮脂まで取り除いてしまうので、肌が乾燥しやすくなります。とくに年齢を重ねると天然保湿因子や細胞間脂質、水分が徐々に減るのでバリア機能の低下につながります。

 

 

生活習慣や食生活の乱れは習慣化しているので、改善に時間がかかります。栄養不足は肌にも悪影響を及ぼし、睡眠不足はターンオーバーを乱します。

 

ストレスはホルモンバランスの乱れにつながり、免疫機能を低下させて肌の乾燥を招いてしまいます。健康的な生活習慣を身につけ正しいケアを続けると、肌にも良い影響を与えます。

 

 

乾燥肌をケアするには

肌の乾燥が気になる場合は、保湿成分が配合された刺激の少ない洗顔料やクレンジングを選択。洗顔後は速やかに保湿を行い、水分を補給して肌に潤いを与えます。

 

また、体の外側からの水分補給に加えて、内側からの水分補給も行います。肌の乾燥を防ぐために、1日1リットルは水を飲むようにします。ただ冷たい水は体を冷やし代謝を下げるので、できるだけ常温の水を飲むようにしましょう。

 

コーヒーなどカフェインが入っている飲み物には利尿作用があるので、水分不足になるリスクがあります。入浴時やスポーツ時は汗をかくので、特に水分補給に気を付けましょう。

 

食生活では摂取する栄養のバランスに注意して、ジャンクフードは控えたほうがよいでしょう。また乾燥肌対策ではビタミンAやビタミンB、ビタミンCに加えてビタミンEも摂取したほうがよいでしょう。

 

栄養が偏ると皮膚にも様々な影響が出ますが、特にビタミンB群は美肌作りにとって重要なビタミンです。肌のターンオーバーを正常に保つ働きがあるので、ビタミンB群は積極的に摂取するようにしましょう。

 

魚や肉、豆などのタンパク質やミネラルも肌の健康には必要です。もし、仕事が忙しくて食事から必要な栄養を摂れない場合は、サプリメントを上手に利用して不足分を補うと良いでしょう。
また、加齢によって肌の潤いが不足している場合は、コラーゲンやヒアルロン酸などの美容サプリメントも美肌作りに役立ちます。

 

乾燥対策で生活習慣を見直す場合は、まず睡眠不足と運動不足をチェックします。睡眠不足はターンオーバーの乱れと免疫力の低下につながります。できるだけ6時間以上の睡眠を心がけ、ストレスを溜めないようにします。

 

運動する機会が減ると、不要な老廃物の排出が滞り体の不調や肌荒れの原因になります。毎日10分でも運動を行うと、血行が良くなり新陳代謝が活発になります。乾燥肌対策には、酸素を取り込める有酸素運動がおすすめです。取り込まれた酸素は全身に運ばれ、代謝をサポートしてくれます。

 

簡単にできる有酸素運動の代表がウォーキングやヨガで、幅広い年齢層の人々が実践しています。ヨガは深い呼吸を行って酸素を体内に取り込める運動で、健康と美容の維持に役立ちます。血行が良くなり老廃物がスムーズに排出され、新陳代謝が活発になります。運動を続けるとリフレッシュ効果やストレス解消効果も期待でき、質の良い睡眠にもつながります。

 

毎日のスキンケアは、乾燥肌の状態に合わせて保湿重視のケアを行います。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分を利用して肌のバリア機能を強化します。

 

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