体温と基礎代謝の関係!体温を上げると基礎代謝はあがるの?
人体が生命を維持するために要するエネルギーの事を基礎代謝と呼び呼吸や飲食した物の消化吸収、排出物を排出する事など無意識的に行われている事全般を指します。
また、無意識の状態で眠っている時に消費されるエネルギーについても基礎代謝として扱う事ができますし、いつも安定的な体温で維持し続ける様子も例外ではありません。
体温を高めると消費するエネルギーも大きくなる
暖房器具などの設定温度を高くした時に消費する燃料や電力が多くなるのと同様に、体温が高い状態であり続けるほど維持するために消費されるエネルギーも大きなものになるので、低い事例よりも高い事例の方が基礎代謝は高いです。
そのように基礎代謝を高めると代謝によって消費されるエネルギーの量が増やせるため太りにくくなりますし、消費カロリーよりも摂取カロリーの方が上回って体重が増えても、エネルギーの消費量が多い様子からダイエットが容易に実現します。
さらに、冷え性に悩まされている方が多い女性においては身体が冷え性の症状に悩まされにくくなるため、体調不良に悩まされたり美容面でのトラブルを心配する必要も無くなります。
こうした代謝を高める事について理解を深める際に合わせて理解しておくと良いのが温まる事で代謝が高まる仕組みではない様子であり、運動や入浴をしたり熱い飲食物を口にした時には体温が上昇するものの一時的であるが故に、根本的に代謝を高めるには一時的ではないアプローチをする事が大切です。
一時的ではなく根本的に基礎代謝を高くする方法には筋肉を大きくする事が挙げられ、基礎体温が低い事例に共通しているのは筋肉の量が少ない様子です。
筋肉を鍛えれば消費エネルギーも増える
人体に存在している組織の中で最も多くのエネルギーを消費するのは筋肉なので、筋肉を大きくすれば代謝量も増やす事ができますし同時に体温も高くなっていきます。
そういった筋肉の量が少ない事により基礎体温が低い事例は現代人に多く見られるのが特徴的であり、公共交通機関が発達していたり自動車が普及しているといった理由で身体を動かす機会が少なくても生活ができるためです。
しかも、筋肉の量が少ないと身体が冷たくなってしまうだけではなく内臓脂肪が増えてしまってますます痩せにくくなりますし、免疫力が低くなった事で体調が良くない日も増加します。
筋肉を鍛えるためには意識的に特別な運動をする必要があると捉えられる事も珍しくないものの、実際にはウォーキングなど道具や知識を必要とせずに簡単に行える動きで十分です。
ウォーキングでも筋肉を維持できる
人体の筋肉における7割もの量が下半身に集中しているので、1日あたり30分間のウォーキングをしているだけで筋肉量を維持する事ができますが、時間を確保する事が難しいのであれば通勤などのタイミングを活用して隣の駅まで歩いたり、買い物に行く際に歩いていくといった工夫をしましょう。
そして、1度あたり30分間の時間を確保する事が難しいのなら15分間のウォーキングを2回に分けたり10分間の運動を3回に分けても構わないので、様々な工夫をして1日に30分間歩く時間を確保すると良いです。
時間の使い方に余裕があってより良い時間帯に行いたいと考えているのなら早朝が適しており、早朝は1日の中でも人体が最も冷たくなっている時間帯なので早朝にウォーキングを行えばより温められるようになりますし、朝日を浴びながら身体を動かせば体内時計が整えられて心身が健康的になります。
ストレッチでも体温は上げられる
他にも身体が温まるのは一時的ではあるものの、その後の過ごし方によって基礎代謝の向上に繋げられる術としては入浴後のストレッチがあります。
入浴後にストレッチをする事を継続的に行えば根本的に温める事ができますし、温まった状態で眠りにつけば良質な睡眠が得られて健康的です。