ウイルスに負けない!免疫力を高める5つの秘訣
病気を予防する一つの方法として、頻繁に言われるのが免疫力です。免疫力を高めるとウイルスなどに強くなり、病気になりにくく健康的な体になれると言われています。
免疫力を高めるためには、5つの秘訣があります。
秘訣1 免疫力について正しく理解する
秘訣の一つは、免疫力について正しく知ることです。免疫力は医学用語と思われがちですが、実際は違い正式な言葉ではありません。
そのため使用する場面によって言葉の意味が変わってくることもありますが、一般的には免疫細胞が活性化し、細菌やウイルスなどの外敵をやっつける力だと思われています。
外敵の細菌やウイルスをやっつけ健康な体になれるなら高めれば高めるほど良いと思いがちですが、しばしば自分お身体を構成する物質を敵だと勘違いして攻撃するケースもあります。
日本人に多い花粉症も同じメカニズムで発症する自己免疫疾患ですから、適度に高めなければいけません。
この点について理解しながら、免疫力は高めるようにしましょう。
秘訣4 栄養バランスが最も大事
免疫力を高めるために最も大切な秘訣は、栄養バランスです。栄養は免疫がしっかりと働くために必要なパワーですから、バランスが偏っていると細菌やウイルスに負けてしまいます。
そのため毎日の食事は、多くの種類の食品をバランスよく食べなければいけません。具体的にはごはんやパン、麺類などの主食に主菜の肉や魚、卵に大豆です。さらに副菜の野菜やキノコにいも、さらに海藻などを食べるようにして、乳製品やフルーツなども組み合わせるようにしましょう。
このように多くの種類の食品を食べることによって、さまざまな栄養をバランス良く摂取できるようになります。
秘訣3 腸内環境を整える
高めるべき免疫細胞は腸内に生息していますから、腸内環境を整えるのも秘訣の一つです。
人間の腸内には100兆個以上の細菌が生息しているとされており、そのなかでも特に増やしておきたいのは善玉菌です。善玉菌と呼ばれる乳酸菌やビフィズス菌は免疫細胞を成長・活性化させ、ウイルスと戦うための武器を創り出してくれます。
また腸内細菌に含まれている多糖類は、活性化しすぎた免疫細胞を抑制・制御する効果もあります。人間の体を使った研究でも、乳酸菌を摂取しているとインフルエンザやアレルギー症状の予防や改善に効果があったとされるので、ヨーグルトなどの乳製品は積極的に食べましょう。
もしヨーグルトなどの乳製品が苦手なら、乳酸菌が配合されたドリンクやタブレットを使っても構いません。また乳製品はバナナやきな粉、はちみつなどと一緒に摂取するとより効果的です。
秘訣4 ビタミンやミネラルは積極的に
免疫力を高めるために摂取しておきたいのは、乳酸菌だけではありません。全身の細胞が生きていくために必要なミネラルやビタミンを、積極的に摂取するのも秘訣です。
ミネラルやビタミンは細胞が生きるために必要な酵素のサポートをしたり、抗酸化作用で脂質の酸化を防いだり、さらには粘膜を強くしてウイルスの侵入を防いでくれます。食事をするときには各種ビタミンに亜鉛、マグネシウムも意識的に摂取するようにしてください。
秘訣5 たんぱく質をしっかり摂りましょう
他に免疫力を高める秘訣として摂取しておきたいのは、たんぱく質です。たんぱく質も細胞を作り上げるために大切な栄養なので、肉や魚が含まれる食事をしましょう。
また良質なタンパク質を摂取するためには、納豆や豆腐などの大豆製品も有効な食事です。反対に免疫力を低くしてしまう食事は、脂質や糖質の高い食べ物です。
栄養バランスを考えない食事をしていると、脂質や糖質を多く摂取してしまいがちですから、極力控えるようにしましょう。
まとめ
5つの秘訣に気をつけながら毎日の食生活を規則正しいものに改善していけば、免疫力を高めることができて病気知らずの体質に生まれ変わることができます。